限定承認

限定承認とは

プラスの遺産の範囲でのみマイナスの遺産(負債)を返済する手続きです。

遺産が債務超過になっていたとしても,相続人は遺産の範囲で弁済をすればよいので,相続したことにより損をすることがありません。仮に負債を弁済してなも余剰があれば相続人の財産となるので,常に放棄するよりも限定承認をした方がよいと思われるかもしれません。

しかし限定承認を行った場合,官報への公告,債権者への催告,財産処分のための競売または鑑定評価,配当弁済など,難解で煩雑な手続きをしなければなりません。また,限定承認をすると被相続人が亡くなった時点で遺産全体について時価額で譲渡があったものとみなされ譲渡所得税が課税されるという重大な効果が発生します(みなし譲渡所得課税といいます)。そのため,限定承認の利用件数はあまり多くありません。

限定承認のメリット

相続財産のうちに,相続人がどうしても手に入れたい財産,たとえば自宅とか事業のために必要な財産が含まれるとき,相続人が固有の財産で被相続人が負担していた債務を弁済しなければならないリスクを冒すことなく財産を取得できるメリットがあります。

また判明している財産からすると,プラスの財産の方が多いものの,被相続人の生前の活動状況からどのような債務が後になって見つかるか分からない場合(特に連帯証債務は主たる債務者がきちんと支払っている間は気が付きにくい債務です)にも,限定承認を利用することで,安心して財産を相続することができます。

当事務所のサービス

当事務所で限定承認の依頼を受けた場合,法律上要求される難解,煩雑な手続きを代理して行います。お客様は安心して限定承認をすることができます。

限定承認の弁護士費用

限定承認の弁護費用は事案に応じて個別にお見積もりしています。お気軽にご相談下さい。

弁護士に依頼するメリット

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この記事の執筆者

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弁護士 伴 広樹

経歴

神奈川県厚木市出身。1997年司法試験合格後、2000年に司法修習を修了(52期)し、弁護士登録。横浜市内の法律事務所に勤務後、2004年に伴法律事務所を開設。年間170件の相続の法律相談に対応しており、相続問題の解決実績も200件を超える。
弁護士業務では①お客様の期待に沿う徹底した調査,②お客様が納得できる提案力,③お客様が安心して任せられる確実かつ迅速な処理の3つを心がけており、実際に業務に対しての評価も高い。

活動・公務など

・神奈川大学非常勤講師(2009年9月~2016年3月)
・明治大学リバティアカデミー(市民講座)講師(2015年~2016年)
・横浜弁護士会(現神奈川県弁護士会)常議員(2009年4月~2010年3月)
・一般社団法人神奈川健康生きがいづくりアドバイザー協議会神奈川健生成年後見センター運営委員会委員(2015年8月~)
・セミナー講師としての活動 川崎市役所,東京地方税理士会保土ヶ谷支部,神奈川県宅地建物取引業協会横浜中央支部,神奈川青年司法書士協議会など各種団体におけるセミナー講師を担当